セクシー時代を夢見る夏の夜。

ついに、本番だ。

Sexy Zoneの5人が初めてメインパーソナリティを務める、

平成最後の24時間テレビ

 

1月にサプライズでパーソナリティ発表があって、はや7ヶ月。

ついに、この日が来てしまった。

ずーっとこの日を楽しみにしてきたのに

なぜだろう、なんだか少し寂しい気持ちもある。

 

それはきっと、この7ヶ月5人が眩しいくらいガムシャラにまっすぐに

どんどん成長していく姿が頼もしくて嬉しかったからだろうか。

もう少しだけ長く、 この夏が続けばいいと子供のように願ってしまう。

もう少しだけ この夏の君たちを見ていたい。

 

今日から始まる24時間TVが終わった先に、どんな未来があるのだろう。

そんなことを、ふと考えていた。

この夏の先に、どんな未来予想図を彼らが描いているんだろう。

想像するだけで、ドキドキしてしまう。

 

もし、もし、もし、平成最後のこの夏が

彼らの人生を変える夏になるのなら、今ある気持ちをここに残しておきたくて

何年か後の私のために、いまこの文章を書いています。

私がいま、夢みているセクシー時代の話。

 

Sexy Zoneは、デビュー曲「Sexy Zone」の中に

『時代を創ろう Sexy Zone

『Sexy時代を創り出す 新しいAgeへ

     ここからはじまる Sexy Zone

こういう歌詞があって。

それゆえに、彼らは「時代をつくる」と言葉にすることが多い。

でも時代をつくるって、一体どういうことなんだろう。

 

CDがたくさん売れること?

出ている番組の視聴率がいいこと?

老若男女、色んな人に知られていること?

 

どうすれば彼らが「時代」をつくれるのか、わからないけれど

Sexy Zoneは これからの時代が求めるアイドルになる。

私は平成最後の夏に本気でそう、思っているんです。

 

今「国民的」というと、すぐ名前が挙がるのが、嵐センパイだと思います。

私は嵐のことをよく知っているわけではないので、外野からのイメージで申し訳ないのですが…嵐は、時代が求めたアイドルであり、日本の社会の象徴なんじゃないかなって感じることがよくあります。

キーワードでいくつか挙げると「絆」「チームワーク」「安心」「信頼」「調和」みたいなイメージなんです。

これって今の時代に大事にしなければならないものであり、無意識に私たちが求めているもののような気がします。

これらを、嵐がグループの中に自然と持っていて、強みとなっているからこそ、沢山の人に愛される、時代の象徴といえる存在になったのかなって、何も知らないながらに思っていて。

こう考えると、時代によってアイドルに求められるものは変わっていくとおもうんです。

 

そしてSexyたちは、その次の世代を担うのだと私、本気で思っています。

 

「新時代の”志向”と"思考"を持つ彼ら。今までとは違うブレイクの形を生み出すのかもしれない。」

 今年の2月に発売された、日経エンタさんのこのテキストを読んで、私はとても共感したんですけど、彼らの”志向”と”思考”がこれからの時代に求められるものに近いんじゃないかとここ数年、彼らを見ていてすごく感じていて。

 

昔、キムタクや安室ちゃんの着るものや言うことやることを真似する人が沢山いたように、社会現象となり時代のアイコンになるのって、これだけネット社会が普及して若者の興味が細分化した今、かなり難しいだろうなって思うんですけど、セクゾンは全く違う角度でというか…「生き方」を真似したいと思う新時代アイコンになれるのではないか…いや、是非そうなって欲しい!!と思っています。

 

私が思う、そのキーワードをいくつか挙げると

「愛」「多様性」「個性」「人間力」「主体性」「肯定力」「一生懸命」

などでしょうか。もっともっと挙げられるんですけど、

すべての話をすると止まらなくなるので、今日は「多様性」と「主体性」、「一生懸命」についてだけ書きます。

 

 

・「多様性」で溢れる未来の中心で

多様性(たようせい)とは、多くの個性によって構成すること。形式や種類が多くあるさま。

2020東京オリンピックのコンセプトにも「多様性と調和」とあるんですが、

この多様性理解が、今後社会で大事なことになってくると感じていて。

 

多様性の理解といっても、社会的なものでいうとジェンダーLGBT、国籍、人種、障害などなど…いろいろとジャンルはあるんですが。

SexyZoneさんは、この多様性に対する理解がとても深いと私は思います。

 

特に、マリウスくんが育ってきた環境や経験もあって、このへんの意識がとても高い。

最近マリちゃんのテキストですごく感激したものがあって。

Q.一番大切にしているものは?

自分以外の価値観を受け入れること。

違う人の価値観を知ることで、自分の立場を理解すること。

(マリウス 2018.09 POTATO)

これって、生きてく上で、とても大切なことだと思うんです。

これを18歳で悟り、こうやって言葉にして発信できることがすごい。

 

あと以前、マリちゃんが雑誌で「女子力」についてこう話していたり。

僕はキラキラしたものが大好き。

周りの影響もあって、宝塚とか美しいものにあこがれてきたから、小さいころから自分もそういう存在になりたいと思ってきました。

キレイな肌でいたいし、でも見た目だけじゃなくて、精神的にも美しいと思うことを大事にしたい。そうすると「マリウスは女子力が高い」って言われるんだよね…。でもそれってある意味では「男子力」だし、ジェンダーに関係なく人にとって大事なことだと思うから、「美意識」って言葉の方が近いんじゃないかな。

(マリウス 2017/04 ジュニアエラ「美意識のすすめ」)

  

マリちゃんだけではなく、他のメンバーも多様性理解への意識はとても高いと思います。若い頃から、4人がマリウスくんと一緒に時間を共有したことで影響された部分は強いと思っていて。自分とは価値観の違う存在を理解して、分かり合うことって実はすごく難しいことだと思うんですけど、彼らはお互いにそれを諦めず尊重しあうことができていたので、多様性への意識も自然と根付いたのかなと感じます。

 

勝利くんが、以前男性から告白をされた際、同性だからという理由ではなく「Sexy Zone(アイドル)だから」という理由できちんとお断りしたというエピソードを、ラジオで真摯に話したエピソードはファンの間では有名ですが、そういうフラットに物事を見れる目線と誰も傷つけない優しさも、彼らの大きな魅力だと思います。

 

最近だと、りゅうちぇるがパパになってから、息子さんの名前やタトゥーのことで話題になっていますが、彼のような若くて影響力のある存在が、自分の意思を自分の言葉でしっかり表現できることは、本当に素晴らしいと個人的に感心していて。

きっと昔なら、マスコミに取り上げられてテレビや新聞のニュースになって、勝手に悪いイメージがついて終わってしまったかもしれないけど、今はこれだけSNSが発達したおかげで、みんなが自分の意見をすぐに発信できる時代になった。今までどうしても、マイノリティにされてしまいがちだった立場の人たちが負けるとは限らない時代になってきたんだな〜と一連の流れを見て嬉しく思いました。

そして若い世代の方が、りゅうちぇるの意見を理解し、尊重し応援している印象があって。それも時代が動いてるなと感じるきっかけになりました。

どちらが正しいかどうかではなく、それぞれの考えを共有でき、違う価値観でも尊重しあえるような社会になってほしい。これは私の個人の願いです。

その時代ができた時、中心にいるのがSexy Zoneであってほしい。

そういう豊かな時代が来た時に、時代が求めるのは、Sexy Zoneのような存在だと思うのです。

 

 

・アイドルとして生きる彼らの「主体性」

主体性

自分の意思・判断によって、みずから責任をもって行動する態度や性質。

私はSexy Zoneの5人が持つ、アイドルとしての主体性が大好きです。

彼らが自分自身で「アイドル」という道を選んで、今の場所にいるという覚悟と誇りを常に持っているところ。その意識の高さは、同世代ではずば抜けていると思います。

「アイドル」として、何ができるのか、自分たちがすべきことは何なのか。

それが常に頭にある子たちで、「アイドル」の持つ大きなパワーを誰よりも本気で信じている。

それはきっと、自分たちも小さいころ、同じように大好きだった「アイドル」にパワーをもらった経験があるからなんでしょうね。

 

すごく印象に残っている場面が一つあって。

去年(2017年)の嵐のワクワク学校内で、嵐の昔のライブ映像を会場みんなで一緒に観るという企画のとき。

その中で嵐が震災後、宮城でライブを行った時の映像を見て、マリウスがすごく感動しながら、「嵐みたいになりたいなと思いました」って子供のように言ったんです。

そのあと勝利くんが、「メッセージを届けるには、嵐さんみたいな大きな存在にならなきゃいけないなって思いましたし、マリウスも言ってましたけどSexy Zoneも大きな存在になっていきたいので、どうぞよろしくお願いします。」って会場に頭を下げたことが、とても嬉しくて誇らしくて、強く印象に残っています。

そしてその年、嵐兄さんと仕事をした後から、よりいっそう、彼らの夢が大きくなったような気がしました。「アイドル」としての可能性を、先輩の大きな背中から眩しいほど感じて、よりいっそう自分たちの存在意義を考えるきっかけになったのかなって、個人的に感じました。

 

そして2017年の夏に行われたSummer Paradiseでは

勝利くん、健人くん、風磨くん、聡マリちゃんで分かれてのステージでしたが、

それぞれの公演が「メッセージ性」のある演出になっていたのも、すごく印象的で。

 

セクゾンってアイドルになったことが使命かのように、自分たちの存在意義を理解していて、何か自分たちが発信していかないとって本気で思っているところが素晴らしいと思います。ただ楽しませる、だけじゃなく何か心に残したいって全員が思っているってすごいことだと思う。

5人とも表現の仕方は違えど、伝えたいメッセージはどこか似ていたことも

彼らが同じ目的を持って夢に向かっていることが感じられて嬉しかったな。

 

そして風磨くんは以前、世の中を良くするためにいろんなことに挑戦し発信していきたいというマリちゃんに雑誌でこんなことを言っていて。

「自分たちが何か発信した時、世の中を動かせるくらいの力を持つには売れることが大前提。売れて自ずと影響力を持てた時に、夢も具現化できるんじゃないかな」

 

この時、彼らが「売れたい」「時代をつくりたい」といつも言う気持ちって、

ここに繋がっているんだと思って、とても感動したんです。

ただ売れたいんじゃないんだよね、

「誰かの背中をおしたい」「誰かを幸せにしたい」

その夢を叶えるには、まず売れないといけない。

時代をつくることは、彼らにとっては通過点であって、ゴールではないと思うんです。

 

 

彼らは、「アイドル」が持つ大きな可能性に自分たちで気づいて、

5人それぞれが、アイドルとしての「意志」を強く持っている。

自分で選んだ道に責任を持って、自分たちに出来ることを模索し行動できる部分もとても素敵だなと思います。

 

彼らのこういう姿が、これからの若い世代にいい影響を与えたらいいなと思うのです。

 

 

・「一生懸命」に頑張ること

一生懸命:命がけで物事をすること。全力をあげて何かをするさま。

 

風磨くんが、少し前に、Sexy Zoneについてこんなことを言っていた。

メンバーみんな、一生懸命なんだよ。

この年代だと、一生懸命がカッコ悪いって思いがちなんだけど、誰ひとりとしてそういうところがないの。オレはそういうがむしゃらなSexy Zoneが好き。

 

彼らは、この夏の24時間テレビへ向けて放送された事前番組

Sexy Zoneのたった3日間で人生は変わるのか」という冠番組内で、お笑いやダンス、クイズなど、いろんなことに挑戦していました。そこには、彼らが練習中上手くいかずに悔しがる姿、出来ない自分への情けなさ、かっこ悪い部分や弱さを見せることへの葛藤…今まで見たことのなかった色々な表情が溢れていて。

そんな彼らを見て、デビュー当初のことを自然と思い出した自分がいました。

 

デビュー当初、”セクシー”って何だと思いますか?と聞かれて

「一生懸命さ」だと答えていた彼ら。

その時は、正直ピンとこなかったけど、今ならその言葉の意味すごくわかるんです。

 

彼らの年齢が若いからとかではなく、彼らの素直さ、一生懸命さには、誰かの背中を押す大きなパワーがあると、私は思っています。

Sexy Zoneは、各々が現状に満足していなくて、いつももっともっとってギラギラしていて。自分の弱い部分をさらけ出して、かっこ悪くても、一生懸命ガムシャラにやり切るパワーと負けん気があって。そういう姿にいつだって勇気をもらってる。

「彼らがいるから頑張れる」のではなく、「彼らが頑張っているから私も頑張ろう。」

これからもっと、そういう存在になっていくんじゃないかな〜〜〜。

 

そして、セクゾンの今の大きな魅力の一つは未完成の部分だとも思っていて。

顔がカッコよくていつもキラキラしているアイドルの彼らも、決して完璧ではなくて失敗や挫折を繰り返して強くなっていく。

完璧じゃなくていいし、出来ないことがたくさんあったっていい。

それを課題として一つ一つ向き合っていく一生懸命な姿が、一番かっこいいと私は思うんです。

 

マイケルジャクソンさんのSexyさをイメージして、「一生懸命頑張る」という新しいSexyっていう言葉の定義を作っていこう。っていうグループ

 2012年に、ラジオで勝利くんがグループ名について聞かれた時、こんな風に話していて。

その言葉が偶然itunesのシャッフルで流れてきた時、ちょっと泣きそうになりました。

 

そっか、彼らの心の奥にはずっーと、この答えがあったんだ。

ずーっとSexyという言葉とともに、歩んできたんだ って。

 

 

 

セクシーに生きていくという意味を、彼らが創っていく時代にきっとなる。 

彼らの人生が、Sexyの意味を変える時代がいつか来る。

 

そんな未来を、 夢みている。

 

 

 

 

  

 7年前に蒔かれた不揃いの5本の薔薇の種。

その蕾が、もうすぐ開こうとしている。

 

どんな花が咲くだろう。

期待で胸がいっぱいで、ドキドキする。

そんな暑い暑い 夏の夜。

 

 

大きく花開く瞬間を夢みて、目を閉じる。

 

 

 

 

24時間テレビ41 パーソナリティ就任、おめでとう。

人生が変わる夏にしようね。

 

 2018.08.25

びび